2013年10月19日土曜日

Android SmartWatch2を触ってみる 1

こんにちは。scarvizです。

もうすぐSmartWatch2が発売されますね。
この前の大阪ハッカソンで、ちょっと触ってみたのですが、前のSmartWatch(MN2は触ったこと無いです。1代目の方)より扱いやすくなったのかなと思いました。
性能も向上し、ディスプレイも綺麗になりましたし、地磁気センサも使えるようになったり、見た目も前より良くなりました。
また、1代目はXperiaしか対応しなかったのですが(一応やろうと思えば他のでも出来たはず)、今回は端末を選ばないようです。
Nexus7(2013)では問題なく動きました。

1代目は「マ○クのおまけみたいなおもちゃ」程度の認識だったのですが、今回は「開発者のおもちゃ」レベルで色々遊べそうな感じです。良いですね。
一般受けするのかはまだ微妙な気もしますが、SW2用のアプリがいっぱい出てくると凄く便利なガジェットになりそうです。
※BLEに対応していないのが個人的な不満ではあるんですが…。これはSW3に期待ですね。
※ちなみに関西はマ○クじゃなくてマ○ドです!って、どっちでもいいですね。
 
ということで、発売に先駆けて、今回はSmartWatch2の開発環境構築方法を紹介します。

基本的には下記サイトと、「Sony Add-on SDK documentation kit」の内容と同じです。
http://developer.sonymobile.com/knowledge-base/sony-add-on-sdk/install-the-sony-add-on-sdk/



■Sony Add-on SDKのインストール
すでにAndroidの開発環境は整っている前提で進めます。
僕の環境はWindows7(8)で、Android SDK(Eclipseバンドル版)を使用しています。
API16は使える状態にしておいてください。

まずはSDK Managerを起動してください。
メニューバーの「Tools」 > 「Manage Add-on Sites」を選択します。


「User Defined Sites」タブを選択し、Newボタンを押下してください。


テキストボックスに
http://dl-developer.sonymobile.com/sdk_manager/Sony-Add-on-SDK.xml
を入力し、OKボタンを押下してください。前のダイアログに戻ったら、closeボタンを押下します。


API16の「Sony Add-on SDK」にチェックを入れてインストールしてください。


■エミュレータ作成
SmartWatch2のエミュレータを使えるようにします。

AVD Managerを起動して、ADVを新規作成または編集してください。
設定項目のTargetで、「Sony Add on SDK 2.0 (Sony)」を選択してください。他の項目は任意でOKです。


あとで使用するので、このAVDを起動しておきましょう。


■「SmartExtensionAPI」と「SmartExtensionUtils」の取り込み
Eclipseのメニューバーから「File」 > 「New」 > 「Other」を選択します。


「Android Sample Project」を選択し、Nextボタンを押下します。


「Sony Add-On SDK 2.0」を選択し、Nextボタンを押下します。


ここで「SmartExtensionAPI」と「SmartExtensionUtils」を選択して取り込みます。1つしか選択できないので、順番に今までの順を踏んで取り込んでください。


EclipceのPackageExplorerで、「SmartExtensionAPI」を右クリックし、メニューから「Properteis」を選択してください。


Libraryの「Is Library」にチェックを入れ、OKボタンを押下してください。


続けて「SmartExtensionUtils」も同じ手順で「Is Library」にチェックを入れ、「Apply」ボタンを押下して一度変更を確定してください。そして、Addボタンを押下します。


「SmartExtensionAPI」を選択しOKボタンを押下し、前のダイアログでOKボタンを押下して閉じます。


開発環境はこれで整いました。


■サンプルアプリを動かしてみる
加速度センサと照度センサを使うサンプルアプリの「SampleSensorExtension」を動かしてみましょう。

「SmartExtensionAPI」と「SmartExtensionUtils」を取り込こんだ手順で、Eclipseのメニューバーから
「File」 > 「New」 > 「Other」 > 「Android Sample Project」 > 「Sony Add-On SDK 2.0」
でサンプル一覧ダイアログを表示します。
一覧から「SmartExtension > SampleSensorExtension」を選択し、OKボタンを押下してください。


「SmartExtensionUtils」でLibraryのAddをした手順で、EclipceのPackageExplorerから
「SampleSensorExtension」を右クリック > 「Properteis」 > LibraryのAddボタンを押下
でライブラリプロジェクト一覧ダイアログを表示します。
一覧から「SmartExtensionAPI」と「SmartExtensionUtils」を選択しOKボタンを押下します。1つしか選択できないので、1つずつ順に実施してください。

Run設定を構築し、実行してみてください。ADVの対象は、前述で起動しておいたADVを指定してください。
インストールが完了しても何も起こりませんね。
アプリ一覧を開き、「Accessory Emulator」を起動してください。
ちなみに実機で確認するには、連携するAndroid端末にGooglePlayから「Smart Connect」をインストールする必要があります。


起動すると下図のように聞かれるので、「SmartWatch2」、リストから「Sensor API」を選択します。


SmartWatch2のエミュレータが起動しましたね。
画面に「Tap to choose extension」とあるので、画面をクリックし、「Sample sensor」を選択します。


最初の画面では加速度センサで検出したの各値が表示されています。この画面をクリックすると、照度センサで検出した各値が表示されます。


…実機がないので、わかりませんね!
ちなみに、加速度センサの方はCtrl+F12でエミュレータを回転させると、その回転時の値を検出してくれます。



やっぱり実機が欲しいですね。
ただ、思ってたより手軽に試せたと思うので、他のサンプルも色々触ってみてください。
もうちょっと触ってみた事を今後書いてみたいと思います。

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